第60回鎌倉合唱連盟 60周年記念演奏会 | 2024年6月16日(土)(終) |
第10回合唱の日 | 2024年7月28日(日)(終) |
第66回市民合唱祭 | 2024年11月3日(日)(終) |
鎌倉市文化協会60周年記念公演 | 2025年1月11日(土) |
白いうた青いうたフェステイバルin鎌倉 | 2025年2月24日(月・祝) |
第6回鎌倉男声合唱団 牧神定期演奏会 | 2024年3月23日(土)(終) |
第65回市民合唱祭 | 2023年10月22日(日)(終) |
第59回鎌倉合唱連盟 定期演奏会 | 2023年8月6日(日)(終) |
合唱の日 | 2023年5月28日(日)(終) |
白いうた青いうたフェステイバルin鎌倉 | 2023年2月19日(日)(終) |
第64回市民合唱祭 | 2022年10月30日(日)(終) |
第58回鎌倉合唱連盟 定期演奏会 | 2022年7月3日(日)(終) |
第5回鎌倉男声合唱団 牧神定期演奏会 | 2022年5月21日(土)(終) |
第63回鎌倉市民合唱祭 | 2021年10月31日(日)(終) |
第61回鎌倉市民合唱祭 | 令和元年10月27日(日)(終) |
第55回鎌倉合唱連盟定期演奏会 | 令和元年7月21日(日)(終) |
第8回合唱の日 | 令和元年6月9日(日)(終) |
第19回 白いうた青いうたフェスティバルin鎌倉 | 平成31年1月13日(日)(終) |
なぎさ道クリスマスコンサート(賛助出演) | 平成30年12月27日(木)(終) |
第4回鎌倉男声合唱団 牧神定期演奏会 | 平成30年1月27日(土)(終) |
第3回男声合唱団 牧神 定期演奏会 | 平成27年9月26日(土)(終) |
第2回パン定期演奏会 | 平成25年10月19日(日)(終) |
男声合唱団牧神ファーストコンサート | 平成23年9月19日(月・祝)(終) |
鎌倉市民合唱祭 | 平成21年11月8日(日)終 |
鎌倉合唱連盟定期演奏会 | 平成21年7月5日(日)終 |
日 時 2024年3月23日(土) 13:30開場 14:00開演
会 場 鎌倉芸術館小ホール 入場料 1,000円
出 演 鎌倉男声合唱団
総指導 佐藤ゆり 指揮 佐藤 望 ピアノ 高須亜紀子
第1楽章 農夫と土 |
第2楽章 祖国の土 |
第3楽章 死の灰 |
第4楽章 もぐらもち |
第5楽章 天地の怒り |
第6楽章 地上の祈り |
第7楽章 大地讃頌 |
この曲は太平洋戦争からそう年月の経ていない1962年に作られたもので、戦争の惨禍を思い起こし、平和を希求する祈りと、大地そして人の営みへの感謝を歌いあげた組曲です。約1年半をかけて練習を積み上げてきました。構成する7曲はそれぞれ異なった曲風をもち、なかには転調につぐ転調でハーモニーの作り方の難しさが立ちはだかり、演奏会直前に至っても自信が持てないところもありました。しかしその練習の過程で、この曲の放つメッセージが体に浸透してゆくことを実感しました。この曲の誕生から60余年が経ちましたが、ウクライナやパレスチナの紛争、東日本大震災や直近の能登半島地震など、人間社会への脅威と、それに勇敢に立ち向かう人々への思いは、今も全く変わっていないからです。 演奏会でこの曲を初めて聴くお客様には、やや難解だったかもしれません。しかし少なくとも第6曲「地上の祈り」から第7曲「大地讃頌」へ続く、日の光が燦然と差し込んでくるような展開のところは思いをお届けできたのではないでしょうか。
第2部 5人の作曲家による日本叙情曲集ー歌い継がれる日本の心より
宵待草 | 多 忠亮 作曲 | 竹久夢二 作詞 |
赤とんぼ | 山田耕筰 作曲 | 三木露風 作詞 |
蘇州夜曲 | 服部良一 作曲 | 西條八十 作詞 |
霧と話した | 中田喜直 作曲 | 鎌田忠良 作詞 |
この4曲の作曲者はいずれも明治・大正時代の生まれで、「霧と話した」を除いて大正から戦前の昭和の時期に作られた曲です。しかし時を経ても色褪せることはなく、今もその叙情的な響きは心を打ち、特に男声合唱の魅力を引き立ててくれるように感じます。女性のお客様にうっとりしていただいたのであれば嬉しいです。
第3部 映画音楽&スぺシャルソング
映画「ゴッドファーザー」より Love Theme from The Godfather | N.Rota 作曲 | 千家和也 訳詞 | 佐藤ゆり 編曲 |
映画「ティファニーで朝食を」より Moon River | H.Mancini 作曲 | 佐藤ゆり 訳詞 | 佐藤ゆり 編曲 |
映画「雨に唄えば」より Singi'in the Rain | N.H.Brown作曲 | 佐藤ゆり 訳詞 | 佐藤ゆり 編曲 |
西部劇メドレー | 佐藤ゆり 編曲 | ||
My Way | C.Francois作曲 | 中島 潤 訳詞 | 佐藤ゆり 編曲 |
古今の映画音楽の傑作集です。観客の皆様に目でも楽しんでいただこうと、衣装や帽子を凝らし、「雨に唄えば」での口笛や指揮者のさす傘、果ては「ローハイド」でのピストル等、演出は佐藤望先生のひとかたならぬ創意工夫によるものでした。
予想(or慣習)に反して1曲ごとに拍手が巻き起こり、最初は多少戸惑いましたが、これにつられてだんだん歌う側もリラックスできて、楽しい舞台となりました。
最後の「My Way」では、歌い手が歌詞に自らの人生を重ね合わせ、また約20曲を歌いあげた充実感に満たされて、皆多少熱くなっていたようです。
第3部を終え、合唱団と客席が温かい一体感に満たされたところで、アンコール曲は「見上げてごらん夜の星を」、そしてかつての団友に捧げる「遥かな友に」を歌って、第6回定期演奏会は盛会のうちに幕を閉じました。
今回の定期演奏会では、おそらくこれまでで最も多くのお客様に来ていただいたと聞いています。その皆さま方から演奏を楽しんでいただいた旨の多くのコメントを頂戴していて、合唱団の皆で喜んでいます。これもゆり先生、望先生、高須先生、洋子先生の長期にわたるご指導、受付け周りや舞台周りで諸事ご対応いただいた女声コーラス ル・クール・アンジェリクの有志の皆さんやその他のスタッフの方々のご尽力の賜物と、厚く御礼申し上げます。
最後になりますが今回の演奏会では能登半島地震復興支援募金をお願いしたところ、186,009円のご協力を頂きお礼申し上げます。全額を石川県能登半島地震災害支援金口座にお渡ししました。
アンコール
・見上げてごらん夜の星を文:浅井謙一 構成:田中正美 写真:田中正美 宮澤明美氏
日 時 2022年5月21日(土) 13:30開場 14:00開演
会 場 鎌倉芸術館小ホール 入場料 1,000円
出 演 鎌倉男声合唱団
総指導 佐藤ゆり 指揮 佐藤 望 ピアノ 高須亜紀子
「時は満ちた 今ぞ! 熱唱!!」のキャッチフレーズそのものの第5回定期演奏会だったと思いませんか。 2022年5月21日(土)、鎌倉芸術館・小ホールでは13:30の開場前から長蛇の列ができていたと聞いております。入場者の多さを予想させる出来事でした。思い起こせば、2020年秋~2021年春の練習参加者は14名~17名と20名を切っていましたので、この熱唱定演が開催できるとは当時、予想もつきませんでした。 2018年1月の第4回定演からなんと4年4か月後の定演だったので、よくぞ耐えました。 練習が飽きないようにと、望先生は新しい曲を注入してくれました、「ホームソング メドレー ドイツ・オーストリア編・ローレライ、野薔薇、ウィーン」。更に男声合唱にピッタリのイタリア名曲5曲。 記憶に新しい学習センターホールでの写真撮影会(2021年12月21日)は、「定演が近いよ」と体を覚醒させてくれました。定演では1部から2部、3部、4部へと進み、会場が最高潮に盛り上がってきたところで、最後に歌ったプログラムに載っていない隠し曲の「フニクリ・フニクラ」はアンコールとしてピッタリの曲でした。コロナ禍でなければ、アンコールの声が嵐のごとく鳴り響いたことでしょう。そして歌唱用マスクは男の感動の涙を隠してくれました。思う存分歌えましたよね。長期間ご指導して頂きました、ゆり先生、望先生、高須先生、洋子先生方の熱意、受付周り及び舞台周りのスタッフの活躍、団員の定演準備へのご尽力、この全体の一致したハーモニーがなせるわざと思っております。皆さん、ありがとうございました。この第5回のハーモニーを忘れることなく、第6回に繋げていきましょう。健康に留意して新曲に挑み、次の定演のキャッチフレーズを考えることにしましょう!
演奏曲目1.雨 |
2.水たまり |
3.川 |
4.海 |
5.海よ |
第2部 男声合唱 5セレクション イタリア名曲集より
帰れソレントへ | G.D.Curtis 作詞 徳永政太郎 訳詞 | E.D.Curtis 作曲 山室紘一 編曲 |
忘れな草 | D.Furuno 作詞 室紘一 訳詞 | E.D.Curtis 作曲 山室紘一 編曲 |
海に来たれ | 徳永政太郎 訳詞 | ナポリ民謡 曲 山室紘一 編曲 |
朝の歌 | R.Leoncavallo 作詞作曲 | 山室紘一 編曲 |
第3部 フランス人作曲家による宗教曲
Panis Angelicus(天使の糧[パン] | C.Franck 作曲 |
O Bone Jesu(おお、慈しみ深きイエスよ) | J.Langlais 作曲 |
Chant Litanique(祈り) | J.Langlais 作曲 |
Ave verm corps(真の御体) | C.Saint-Saens 作曲 |
Cantique de Jean Racine(ラシーヌ讃歌) | G.Faure 作曲 |
第4部 時代劇の世界
黒田節 | 藤田敏雄 作詞 | 佐藤 勝 作曲 | |
吉宗評判記 暴れん坊将軍 | 中島みゆき 作詞作曲 | 信長貴富 編曲 | |
銭形平次 | 森繫久彌 作詞作曲 | 源田俊一郎 編曲 | |
子連れ狼 | なかにし礼 作詞 | 中村泰士 作曲 | 石若雅弥 編曲 |
あゝ人生に涙あり | 永 六輔 作詞 | いずみたく 作曲 |
アンコール
・フニクリ・フニクラ ・遙かな友に
文:定演実行委員長 新原 修 構成:田中正美 写真:信國祐介 福田雄二郎
日 時 2021年10月31日(日)13時開演
会 場 鎌倉芸術館大ホール
出 演 鎌倉男声合唱団 牧神 指 揮 佐藤望 ピアノ 佐藤洋子
曲 目 山室紘一編曲 「イタリア名曲集」より
「海に来たれ」 「帰れソレントへ」
新型コロナウイルス感染防止のため、練習が制約され、長らく演奏会で歌うことが出来なかったが 、ようやく感染者数が減少して鎌倉市民合唱祭が開催されました。 我々もこれに参加して久しぶりに舞台で歌うことが出来ました。感染防止のためマスクを着用し舞台上も人の間隔をあけて立ちました。マスクと団員間の距離の影響が心配されましたが、 練習の成果を発揮して歌うことが出来ました。いつもの練習室と違い、大きいホールの舞台で歌うことの充実感と楽しさは格別でした。会場の皆様も男声合唱の魅力を感じて頂けたと思います。 来年5月に予定している第5回定期演奏会に向けての第一歩になりました。
文、構成:田中正美 写真:高山享
日 時 平成30年1月27日(土) 13:30開場 14:00開演
会 場 鎌倉芸術館小ホール 入場料 1,000円
出 演 鎌倉男声合唱団
総指導 佐藤ゆり 指揮 佐藤 望 ピアノ 高須亜紀子
第一部
4回目という事で、目映い白のブレザーも板に付き、舞台に登場する並びも颯爽と。壇上から眺める小ホール、満席、さすが集客力を感ずる。聴衆に満ち溢れる期待感が、ひしひしと、我が身を包む。望先生のタクトがさっと、命を送り込むように、かぜをきる。オロローン、オロローン 我々は海鳥となって、北の海に飛び立った。
第二部
暗譜にやや悩まされたが、2回目でもあるドイツ語であり、シューベルト「冬の旅」の神髄を、確かなハーモニーに、紡ぎ上げる事が出来たのではないかと、思っている。
第三部
我々、青春時代を謳歌した数々の名曲。名曲は、幾星霜の時を刻んでも、その良さは、燦然と輝く。特に、アカペラはそのハーモニーの溶け合いが心地よいものであった。
演奏会終了後、ロビーでの、聴衆との、喜びの分かち合い。一つの大きな仕事をなし終えた者のみが、味わえる特権であろう。
脇の階段で、ゆり先生、望先生、高須先生が、我々を暖かく見守る姿。良き指導者の下良き団が育つ。まさに、昔からの諺のようであった。
演奏曲目
第1部 男声合唱組曲 海鳥の詩
更科源蔵 作詞/廣瀬良平 作曲
第2部 シューベルト歌曲集「冬の旅」より
男声合唱組曲 「冬の旅」 吉岡弘行 編曲
第3部 懐かしの昭和歌謡
アンコール
・琵琶湖周航の歌 ・遙かな友に
文:小原 昭 構成:田中正美 写真:信國祐介
日 時 平成27年9月26日(土) 13:30開場 14:00開演
会 場 鎌倉芸術館小ホール 入場料 1,000円
出 演 男声合唱団
総指導 佐藤ゆり 指揮 佐藤 望 ピアノ 高須亜紀子
演奏曲目
第1部 三人の邦人作曲家による合唱曲
☆小林秀雄
☆木下牧子
《無伴奏男声合唱曲集「鴎・夢みたものは」》
☆千原英喜
《男声合唱とピアノのための組曲「雨ニモマケズ」》
第2部 宗教曲
第3部 懐かしの昭和歌謡
アンコール
・鎌倉 ・遙かな友に
日 時 平成25年11月24日(日) 13:30開場 14:00開演
会 場 鎌倉芸術館大ホール
出 演 男声合唱団
指揮 佐藤 望 ピアノ 高須亜紀子
演奏曲目
「白いうた青いうた」作詞 谷川雁 作曲 新実徳秀 より
あしたうまれる・火の粉・無名
クリックしてお聴きください(演奏録音)
日 時 平成25年10月19日(土) 13:30開場 14:00開演
会 場 鎌倉芸術館小ホール 入場料 1,000円
出 演 男声合唱団
総指導 佐藤ゆり 指揮 佐藤 望 ピアノ 高須亜紀子
演奏曲目
第1部
「白いうた青いうた」作詞 谷川雁 作曲 新実徳秀 より
われもこう・あしたうまれる・火の粉・ちいさな法螺
「花に寄せて」 作詞 星野富広 作曲 新実徳英
Ⅰたんぽぽ Ⅱねこじゃらし Ⅲしおん
Ⅳつばき・やぶかんぞう・あさがお Ⅴてっせん・どくだみ
Ⅵみょうが Ⅶばら・きく・なずなー母に捧ぐー
第2部
・Kyrie/グレゴリア聖歌 ・Beatus vir/O.Lassus
・Confitemini Domino/A.Constantini
・Nigra Sum/P.Casals ・Kyrie/C.Gounod
・Ave Maria/J.S.Bach,C.Gounod
第3部
「日本の名歌」(歌の万華鏡カレイドスコープ) 古橋富士雄 編より
・浜千鳥 ・花嫁人形 ・五木の子守歌
・待ちぼうけ ・砂山 ・もずが枯木に ・鎌倉
アンコール
・遙かな友に
2年ぶりの定期演奏会を無事終了することができました(^♪^)
今回の牧神(パン)は、星野富弘さん作詞、新実徳英さん作曲の男声合唱とピアノのための「花に寄せて」にチャレンジしたのですが、とにかく#や♭があちこちに付いていて音取りが難しく、また曲の中には「みょうが」のように「♪=ca.124」とアップテンポなものもあるなど、最初に譜面を見たときは、きちんと歌えるのかなと正直心配しました。
また、初めての試みとして男声合唱としてカッコイイ宗教曲のアカペラものにもチャレンジしました。これには、自分のパートだけでなく、他のパートの音にも十分耳を傾け、きちんとハモッているか、神経を研ぎ澄ませながら歌わなくてはならず、結構大変でした。
演奏会の評価は、終了後にお客様から「2年前に比べてレベルが数段上がった」あるいは「別の合唱団かと思うほど上手くなった」などのお褒めの言葉を頂戴することができ、素直に喜びたいと思います。
ここまで牧神(パン)が成長できましたのも、偏に先生方の厳しくやさしいご指導と、当団を応援していただいているファン(?)の皆さんの支えがあればこそと感謝しています(^0^)
今後は、二年後の定期演奏会において「さらに上手くなったね」といわれるよう、さらに練習に励んでいきたいと思います。
日 時 平成25年7月6日(土)11時30分開演
会 場 鎌倉芸術館大ホール
出 演 男声合唱団
指 揮 佐藤望 ピアノ 高須亜希子
演奏曲目 作曲:P.カザルス Nigra Sum(私は黒いエルサレムの娘)
作曲:J.S.バッハ/C.グノー 編曲:江上孝則
Ave Maria(アヴェ マリア)
講師の先生方の講評
中村義春 講師
素晴らしい合唱団ですね。
自然の流れ(音楽)の中に巧まないうねりが聞こえて、気持ちよく、身を任すことが出来ました。年をとって来るとlegatoが苦手になって来るものですが、しっかりとフレーズを作っていました。
メロディーと対旋律の飾りの在り方も美しく、バランスのとれたよい合唱になっていました。
星野 聡 講師
混声合唱で男声が足りなくて苦しんでいられる団が多い中、こんなに素晴らしい美声の大勢の男性が集まった、何ともうらやましい団です。
ありがちな張り上げたり目だったりする方が全くいない、非常に意識の高い演奏に驚かされます。
メロディーのラインをていねいに歌い上げる演奏に更に磨きをかけて、聞き手に感動を届けられる団になられる事と信じています。
日 時 平成24年7月29日(日)12時開演
会 場 鎌倉芸術館大ホール
出 演 男声合唱団
指 揮 佐藤望 ピアノ 姫野洋子
演奏曲目 作詞:星野富弘 作曲:新実徳英
男声合唱とピアノのための 「花に寄せて」より
「たんぽぽ」、「てっせん・どくだみ」
講師の先生方の講評
中村義春 講師
この曲も男声で聴いたのは初めてですが、男声の厚いハーモニーの上に表現されるのも実に良いものですね。詩の内容によって音色を変えるなど工夫がなされている
のが良く分かりました。美しいメロディーを大らかに歌う流れが実に美しいですね。
トップの歌唱力が素晴らしいですね。人生への優しい眼差しが聴こえる歌でした。
星野 聡 講師
とても若々しい歌声に驚かされました。くせのない、よく息が流れて伸びやかで包容力のある声に支えられた音楽は安心して酔わせていただく事ができました。
皆さんの音楽に対する意識の高さが伝わってきました。フレーズをつなぐささえを工夫されると更に人の心に届くようになると感じました。
日 時 平成23年9月19日(月・祝) 13:30開場 14:00開演
会 場 鎌倉芸術館小ホール 入場料 1,000円
出 演 男声合唱団
総指導 佐藤ゆり 指揮 佐藤 望 ピアノ 高須亜紀子
演奏曲目
第1部 「日本の四季」 9曲
故郷・小さい秋見つけた・浜辺の歌・雪の降る街を・花
荒城の月・鯉のぼり・夏の思いで・芭蕉布
第2部 男声合唱組曲「心の四季」 7曲
吉野 弘 作詞 高田 三郎 作曲 須賀 敬一 編曲
風が・みずすまし・流れ・山が・愛そして風
雪の日に・真昼の星
第3部 「ロシア民謡」 6曲
バイカル湖のほとり・トロイカ・ヴォルガの舟歌
スズラン・モスクワ郊外の夕べ・ともしび
アンコール 2曲
やさしき愛の歌・遙かな友に
「我が輩は猫である。」いや、間違い、「私はゲイである。」 え、え、「ゲイ」。皆さん、何か勘違いしていませんか。「ゲイ」とは、「芸術館の芸」即ち、芸術館の雄大な建物、高い天井、広い空間など、芸術館そのものの事なのである。
もう、何十年も私は、沢山の催し物を見聞きしてきた。
今日、平成23年9月19日(月・祝)、奇しくも敬老の日は、男声合唱団
ファースト、この心地良い響き、誰しも経験したであろう青春時代のファースト×××、ファースト○○。 危ない、危ない。つい横道にそれそうになった。
ファーストコンサート、いいですねえ。はじめ良ければ終わり良しとか。
では、順を追って
① 集合 リハーサル
当日午前10時半頃 来ました。来ました。大事そうに衣装バッグを小脇に抱えた団員が、中身は、新調の白ブレザー、蝶ネクタイ、白ワイシャツ、赤ネクタイ、黒ワイシャツ、黒ズボンに違いない。中には、もう、白ブレザーを着ている張り切りボーイも、当日は11時控え室集合、全員揃い次第リハーサルの予定とか。
バス・バリトンは第4控え室、トップテナー・セカンドテナーは第3控え室。
皆、早起きしたのであろう。定刻15分前には全員勢揃い。
既に、第1ステージの衣装に着替えた者、「リハーサルは普段着のままでいいんだ」
と、のんびり構えている者、何回もトイレに行く者、緊張の表れであろうか。
そして、「リハしますからステージに 」と望先生の声でゾロゾロと。
ステージに整列、リハがはじまりました。「皆さん、体調はいかがですか。本番前ですから、リハーサルは全曲しないで、課題のある点だけ集中的に短い時間で効率的にしましょう。」と優しいお言葉、お若いのに、いつも団員に気配りをしてくださるこの優しさがたまらないと或る団員のつぶやき。望先生だけではない。ゆり先生も「長く立っていると脹ら脛が痛くなるかも知れないから、時々屈伸して。」と優しいのである。
明るい声で、上向きの発声で、子音に気をつけて、Pは弱くなりすぎないように等一つ一つ確認して12時20分頃 リハ終わり。
控え室に戻り、昼食(ううん、いいにおいがしてきた)。愛妻弁当あり、コンビニ弁当あり、そしていよいよ着替え。
この頃、小ホール入り口には、早くも入場待ちのお客さんの列が出来たとか満席の予感。
そう言えば、先ほどから、オレンジ色のTシャツを着た人々が、せわしげに動き回っているが、聞くところによると、佐藤先生が関係している合唱団はいくつもあり、そのうち、どこかの合唱団が演奏会を開くと、他の合唱団から、受付や会場整理などボランティア で応援するように、いつの間にかなったとか。これも先生方のお人柄か。合唱の輪が心の和にひろがったようで、なかなか、いい事ではないかと私も嬉しくなった。
1時50分舞台袖集合なので1時少し過ぎ そろそろ着替え、見ていると、これが案外くせ者、蝶ネクタイは、いささか手強いようだ。鏡に向かうと、左右が逆になり、脳細胞が混乱、お互いペアを組んで、向き合って 助け合うと奥さんのようにはいかず、 兎に角、蝶タイが無事結べて、やれやれ。
控え室で軽く発声練習してから 舞台袖に。
② 市長からのメッセージ紹介
第1ステージがはじまる前に、いつもの事ながら、素敵な和服姿のゆり先生が 、ステージにあがり、松尾鎌倉市長様からのお祝いメッセージを代読。 松尾市長様有り難う御座いました。
③ 第1ステージ 「日本の四季」9曲
2ベルが鳴って、ステージに、白ブレザー、白ワイシャツ、蝶ネクタイ、黒ズボン、31名の団員が背を伸ばしてステージに。指揮者、ピアニスト入場。
望先生が、にこやかにほほえんでアイコンタクト、さっと3拍子のタクト、高須先生の白魚の指がひらりと動いて6小節の前奏、「うさぎ追し」ファーストボイスが広い空間に染み渡っていった。「はじめ少し固かったが、歌を重ねるごとに固さが取れて良かった。」「結成3年目で、このバランス、なかなか素晴らしい、無理のない発声、よかった。」というアンケートの結果もうなずけるな。
第1部を終え、一同控え室へ、すぐ蝶ネクタイをスルリとはずし、赤いネクタイに早変わり、楽譜を「心の四季」に持ち替え舞台袖に。
④ 第2ステージ
第2ステージは「心の四季」7曲。「難しい曲を見事に歌いあげ、感動した。」 「歌いこなされていて、うっとり聴けた。」というアンケートもあり、「言葉がはっきりしない所があり、残念」というアンケートもあった。
第2部を終え、控え室へ、今度は白ブレザー、白ワイシャツを脱ぎ、黒ワイシャツ。
第3ステージ、ロシア民謡にふさわしい衣装に、楽譜カバーも赤に。
⑤ 第3ステージ
男声合唱のメインステージ、ロシア民謡 6曲
「男声合唱ならではのハーモニー、素晴らしかった。」「ヴォルガの舟歌のハミングがよかった。」「ロシア民謡、特に良かった。」のアンケート結果、よかったではないか。
⑥ アンコール 2曲
望先生のプロンプターに多少助けられながらも、暗譜で熱唱、「暗譜、やれば出来ます。」のアンケートには、苦笑。「アンコール良かった。暗譜で、全員上向きにきれいにハモッた。」 という声も 終わり良ければ、全て良しとか。
⑦ ロビーで御礼
アンコールの後、急いでロビーに、大勢のお客様をお出迎え、花束を渡される人、握手を求める人、「良かったよ。」と励ましてくださる人、ニコニコ顔で記念写真を撮る人、
ムジカ応援団も多数、団員全員、達成感と安堵感に浸り、最高の1日であった。
この成功は、多くの方々の支えがあった事も忘れずにな。
⑧ 打ち上げ
おや、何かまた一段と嬉しそうだな。そうか、大好きな「打ち上げ」がはじまるらしいな。会場は、大船駅構内ルミネ7F「AGIO」とか。残念だが、私は、そこまでついていけないので、そろそろ報告は終わりにしたい。
少し長々と、なってしまったが、記念すべき パン ファーストコンサート1日分の報告なので、ご容赦願いたい。
ファーストの次はセカンド、セカンドコンサートは2年後くらいなのか、私にはわからないが、楽しみに待っていたい。パンの更なる向上を期待して。
⑨ 後日談(私の地獄耳に届いた噂話をもとに)
* 打ち上げ
当日5時から7時くらい、最高に楽しかったとか。席はくじ引き。
Nさん、Iさんの名司会で、まず、最長老とおだてられてOさんの乾杯、先生方のお話、それからは、飲めや、(会場の都合で歌えやは無し)、飲めや、しゃべれやの大騒ぎ。 多くのメンバーのスピーチが良かったとか「今度は大ホールだ。」「ア・カッペラの曲も歌いたい。」「1に発声、2に発声、3,4が無くて5に発声」怪気炎が上がる団員を、にこにこ見守っておられる先生方、
やっぱり、「パン」は素晴らしい。
* 鎌倉ケーブルテレビに出演
当日、鎌倉ケーブルテレビが取材に来ていたのは、私も知っていたが、その後9月30日、改めて、指揮者望先生と団長遠藤さんがケーブルテレビのスタジオに行き、対談の模様を収録したとか。ドーランを塗ったお二人、テレビ写りも良く、どこかのスターと見間違う程だったとか。
その番組は「7Daysデイリー」として、1日6回、1週間放映されたとか。地域に根ざした活動を考えている「パン」にとっては、大変良いPRになったとか。
日 時 平成23年7月17日(日)12時開演
会 場 鎌倉芸術館大ホール
出 演 男声合唱団
指 揮 佐藤ゆり ピアノ 高須亜紀子
演奏曲目 作詞:吉野 弘 作曲:高田三郎 編曲:須賀敬一
「心の四季」より 「風が」
作詞:吉川安一 作曲:普久原恒勇 編曲:中村透
「芭蕉布」
平成23年7月17日(日) 芸術館大ホールにて恒例の第47回鎌倉合唱連盟の定期演奏会が開催されました。
市内28団体による力の籠った演奏が次から次へと繰り広げられ、4時間半はあっという間に過ぎ去った感じがあります。
私達男声合唱団パンは、前半の酉を務める形で舞台に立ちました。
演奏曲目は高田三郎の心の四季から<風が>(作詞 吉野 弘)と沖縄県の歌、芭蕉布の2曲をご披露致しました。
高田三郎の作品は、1964年(今から47年前)<水のいのち>が発表され合唱界では不朽の名作として高い評価を受けています。その3年後に次期作として<心の四季>が発表され混成、女声合唱として歌い継がれた後に男声合唱版に編曲され、東海メールクワイヤーなどにより広く歌われて参りました。
今回私達男声合唱団パンでも「男声合唱団独特な分厚い重唱」「力強くそれでいて繊細な心の襞」を巧みに引き出す事を目指して練習を重ねて来ました。 音楽的なテクニカル面ではいまだしの感があると思いますが、人生経験豊かなオールドボーイのハートがこの歌を通して表現出来たら最高に幸せです。
それでは<風が>の演奏会を振り返って詩の心について思いついたことを述べてみたいと思います。
古来桜の花は滅びの美学を想起させますが、春の風がさくらの花弁を散らして吹き去ってゆく。
夏の風は樹々の林を吹き抜け強い太陽の光は果物の熟成に欠かせない、と同時に人の心をも熟成する力を持っている。
秋といえば澄み切った青空を思い描く。一方しとしとと降る秋雨が色ずいた銀杏のはっぱをぬらしてすべてのものが透き通ってみえる。
近頃では温暖化でここ鎌倉でもめったなことでは雪景色はお目にかかれなくなってしまったが汚れをかくすかのように降り積もる雪の白さが逃れえない宿命の色、耐え忍ばねばならない運命の色だと作詞者
は語っております。
人々のいのちのすべてをその懐に抱きながら風は過ぎてゆく。
風は時の流れのようであり、我ら男達の人生の流れでもあるかのように。。。。。
付記 ご講評を頂いた佐藤、中村両先生からも「大変よい演奏だった」とお褒めの言葉を戴きました。
これを励みに来る9月19日の第1回定期演奏会に向けてなお一層の精進を続けて参りたいと思います。
講師の先生方の講評
中村義春 講師
男声合唱の奥深さと、温かさ、を十分に聴かせて頂きました。
安定した和声感と流れの上で人生の喜び哀しみを十分に表現
する歌になっていました。
特にTenの高音など素晴らしかったです。
芭蕉布も沖縄民謡らしさを味わいとして残しながら、立派な
歌唱表現で圧倒的な表現を作り出していました。
やはり男声合唱はいいですね。
佐藤美紀子 講師
伸びやかでフレーズがきれいに流れていきます。
ジャンクションも自然で、音楽的な演奏と感心しました。男
声合唱もこんなに美しいのだと思わせていただきました。
自然で豊かな声ですので、dynamiqueの変化だけでなく、声の
色調を変えられると、より一層表現力が増していかれると感
じました。
文:渡邊和美 構成:田中正美 写真:池田洋子
日 時 平成22年11月14日(土)12時開演
会 場 鎌倉芸術館大ホール
出 演 男声合唱団
指 揮 佐藤望 ピアノ 高須亜紀子
演奏曲目 作詞:吉野 弘 作曲:高田三郎 編曲:須賀敬一
「心の四季」より 「雪の日に」 「真昼の星」
2010年11月14日、鎌倉芸術館大ホールで40もの合唱団が参加して、第52回鎌倉市民合唱祭が開かれました。
私達の男声合唱団「牧神(パン)」の29名は佐藤望先生の指揮、高須亜希子先生のピアノ伴奏で日頃の練習で鍛えた歌声をご披露しました。パンに入団して未だ日が浅い私は朝から緊張気味でしたが、リハーサル会場で望先生と母上の佐藤ゆり先生から最後のご指導と励ましを受けると緊張も和らぎ、日頃のご指導のように言葉をハッキリと声を上に響かせることと、要所で縦の線を揃えることを心掛けて一生懸命に歌いました。
曲目は、吉野弘先生作詞、高田三郎先生作曲の「心の四季」から「雪の日に」と「真昼の星」の2曲です。吉野先生の詩は、雪や星に託して人生そのものを詠った非常に奥深い意味がこめられており、高田先生の曲はそれに絶妙にマッチングしています。それだけに聴いていて下さる方たちに言葉が理解されるように歌えるかどうかが心配でしたが、私が招待して聴いて貰った数人の合唱経験者の批評によると、「とても良かった、言葉もちゃんと客席に届いて意味も良く判った。」とのことでした。中には、「自分もこの合唱団で歌いたくなった」という人も出てきました。お世辞半分であるにしても、全員が心を揃え、声を揃えてハモった成果であると嬉しくなりました。しかし、それも束の間、翌日の定期練習の時にゆり先生から言葉がちゃんと届かなかったと言う厳しいご批評を伺ってまだまだ至らないと反省しました。
当日、正午から5時過ぎまで、可能な限り客席に座って他の合唱団のコーラスも聴きましたが、ゆり先生の八面六臂のご活躍ぶりを目の当たりにし、このような素晴らしい先生方からご指導を受けている幸せをしみじみと感じました。
さて、合唱祭も無事終わったので、いよいよ来年9月の初めての定期演奏会に向けての特訓が始まります。全員が力をあわせて頑張りましょう。
文:岡田 宏 構成:田中正美 写真:田中正美
日 時 平成22年9月4日(土)14時開演
会 場 鎌倉芸術館大ホール
出 演 ジュニア合唱団 なぎさ道
賛助出演 男声合唱団
指 揮 佐藤ゆり
「つろぎの部屋」に ヘンデル作曲 メサイア(抜粋)の動画を載せています。
日 時 平成22年7月3日(土)12時開演
会 場 鎌倉芸術館大ホール
出 演 男声合唱団
指 揮 佐藤望 ピアノ 高須亜紀子
演奏曲目 作詞:吉野 弘 作曲:高田三郎 編曲:須賀敬一
「心の四季」より 「流れ」 「山が」 「風そして愛」
ななえちゃん昨夜は本当にゴメンナサイ。打ち上げでお送りするつもりが、気がつけば送っていただいたみたい。ゆり先生本当にゴメンナサイ。保護者の筈が保護されちゃいました。
そう、昨日は、鎌倉合唱連盟の定期演奏会だったんです。”牧神”も出演。去年に続き二度目です。
新実先生の個別講評は大変刺激的で、各団緊張が高まり、みんな良くなっていくみたい。
牧神はどうだったか?自分のことは判りません。でも仲間内の評判は兎も角、元気は良かった様に思います。少なくとも声出してたし、粗っぽくとも伸び代はありそう。今後に期待しましょう。
皆歌好きだし、熱心だし、何といっても指導陣がゼイタク。
「二期会若手ホープ」佐藤望先生の直接指導を、母上で「少なくとも教え方は、師の故三宅春恵氏より上手い」佐藤ゆり先生のサポート。ピアノは変幻自在、タッチの素晴らしい高須先生と云う豪華布陣で、
合唱の基礎、「発声」からガッツリやって居ります。
新実先生も仰ったでしょ?手間は掛かっても上達の鍵は発声って。
ーーー愚直にやろうよ発声練習ーーー
新実徳英先生の講評
なかなかに元気が良いですね。 声にも力があります。 男声らしいharm.にも説得力がありました!!
文:吉良貞志 構成:田中正美 写真:加藤佐紀子
2009年11月8日に第51回鎌倉市民合唱祭が鎌倉芸術館大ホールにて開催され、37団体(内男声合唱団は2団体)が参加しました。昨年10月に誕生した私達男声合唱団
「牧神」の演奏曲目の1曲目は、アカペラの3重唱で17世紀イタリアのアントニオ・ロッテイ作曲による「Vere languores nostros(まこと我らの弱さを)」というミサ曲です。この曲は練習していて「天井の高い石造りの教会」で歌ったらさぞすばらしい・・・と思った荘厳な曲です。歌い方は各パートが各々主張するのではなく、主旋律に「のせて」ハーモニーを合わせるというもので、練習すればするほど奥の深さを感じました。練習では3重唱のバランスがなかなか取れなかったのですが、本番では24名の心が一つになり荘厳なミサ曲に少し近づいたのではないでしょうか。
2曲目は、高田三郎先生の「心の四季」より「みずすまし」を、高須先生の流れるようなピアノの伴奏に乗せて4部合唱で歌いました。この曲は「人間の日常の心の葛藤」を「みずすまし」にたとえたものです。歌い方は「語るように、ささやくように、自分の気持ちを出して・・・」ということでした。当日のリハーサルは何時になく考えすぎて、少し萎縮した歌声となり心配しましたが、本番ではさすが人生の荒波を乗り切った24名、堂々と歌いきりました。
さて、当日の指揮は佐藤望先生がとられました。望先生にとっては初めての指揮ということで、私が出だしを間違えたら舞台は台無しになってしまうと、何時になく緊張しましたが、望先生はいつもの優しい表情で指揮台に立たれていたので、安心して歌うことが出来ました。
最後になりますが、私が勤めていた会社にも男声合唱団があり何回か聞きに行きました。彼らは難しい顔をしてむずかしい曲を奥まった声で歌っていました。男声合唱団とはこのように暗いものなのか・・・と思い、男声合唱団に拒絶反応を持っていて、「牧神」に参加するのをためらっていました。しかし、5月に入ってみると・・・佐藤ゆり先生・望先生の指導・人柄からなのでしょうか・・・「明るく・楽しく歌う合唱団」でした。11月8日も舞台袖で待っている時、ゆり先生が高い声で「笑って、笑って、楽しく歌って、楽しく歌って・・・」と私達の緊張を和らげてくれました。まさに「牧神」はこのような合唱団です。団員が更に増え、私達も更に磨きを掛け、成長していくことを祈ります。
文:岩瀬誠男 構成:田中正美 写真:加藤佐紀子
平成21年7月5日(日) 第45回鎌倉合唱連盟定期演奏会が鎌倉芸術館大ホールで開催され、昨年10月にスタートした男声合唱団
この演奏会には連盟加盟の28団体が出演して、日頃の練習の成果を聴いてもらい、今年はさらに講師の新実先生から、1団体歌い終わるとすぐにその場で対面で講評をして頂くことが出来ました。出演団体中男声合唱団は
演奏曲目は、最初に「埴生の宿」をアカペラの4部合唱で歌いました。人の声が醸し出す素晴らしい音のハーモニを、大ホール一杯に響かせることが出来たのではないかと感じます。
次いで高田三郎先生が作曲され、男声合唱用に編曲された「心の四季」から「風が」を高須先生の素晴らしいピアノ伴奏に載せて歌いました。
この曲は歌詞の心をよく理解して歌うように、きめ細かく指導されました。
「心の四季」には全部で7曲が納められていて、これから順次練習をして行く予定です。
この練習のほかに、8月に開演された、ジュニア合唱団「なぎさ道」の第6回定期演奏会に賛助出演するために、グロリアミサ曲(ヴィヴァルディ作曲)の練習を平行して行ったので、
少し未熟さがあったのではないかと心配しています。
新実先生からは、合唱人口が減ってきている中、これだけの人数の男声合唱団の誕生はうれしいと言って頂けました。「埴生の宿」はアカペラで、男声合唱の良さが良く出ていたと講評頂きました。「風が」については、ピアノ伴奏のお陰もあり明るく歌えたと言われました。
全体について、指揮者だけに頼らず自分でリズムを勘定すること、また練習を録音して聴くようにと、今後上達するための留意点を指導して頂きました。